BL狂言

結局腐な日記も書いてしまうのが、あさぎこ。流(死)
大阪松竹座にて「通し狂言 染模様恩愛御書 細川の男敵討」を見てまいりました。
http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/0610/index.html

BLとか言われると、何か気恥ずかしいものを感じるのですが、つまり男色(衆道)を扱った狂言で、火事場で火を使えないという事もあり、100年程上演されていなかったのだそうです。


男同士の濡れ場も一応ある訳ですが、私には正直物足りません(爆)
仕方ないかもしれませんが、抱き合う程度です。
それより、お互い腕に傷を付け、その血を舐めあい契りを交わすシーンの方がエロいな〜、と思いました。
細川の殿様の小姓が、男と…。という訳ですが、小姓に片思いの腰元が、「男に寝取られた!」と殿に告げ口をする訳です。片思いなのに寝取られも何も…。です。更に言えば、殿「の」小姓、なら、むしろ殿と小姓が、そういう関係にある方が自然で、殿の方が「寝取られた!!」と怒りたい所ですよね。この狂言では、そういう設定ではないので、殿が寛大にも許しちゃったりするのです。


それにしても、南蛮人達が、変な道徳を広めたお陰で、こういうものが日の目を見なくなったというのは、嘆かわしい限り。これを期にジャンジャンやっていくべきでしょう!!大体日本は昔から、男色(衆道)には大らかな国で、普通の事だったのだから!お寺でも、城でも、戦国時代でも、小姓はいた訳だし。人前で犯す事で、自分の優位を見せ付ける儀式(?)だってあった訳だし。何を今更、です。


でも、私的に1番格好良かったのは、市川段治郎(殿)でした〜(*´д`)vvv

この狂言は、肩に力を入れないで見れて、難しい事も無く楽しかったです♪
最後の駄洒落がwww、「これは肝臓〜 これは腎臓〜 これは大腸〜 これがほんとの勧進帳〜」死ぬ間際にそのセリフ!素敵過ぎです染五郎vvv
見せ場の火事も、本物の火は使ってませんが、迫力の効果でした。
ところで、ノベライズ化はどうなのかと…