陰摩羅鬼の瑕

asagiko2006-06-27

京極夏彦京極堂シリーズ「陰摩羅鬼の瑕」読み終えました。
う〜ん、これは…読了後レビューを見ましたが、やっぱり最初の方で犯人分かっちゃいますよね〜??後は犯人の言動で、確認作業になってしまう。
が、私は関口君並に自分の事を信じられないので、まさかね〜、そう思わせておいて別の人が犯人だったりするのかも〜??と大どんでん返しを期待したのですが、そのまんまでした。
まぁお話として面白かったし最初から最後まで楽しめたんだから、良いのですが、やっぱり「あっ!」っと言わせて欲しかったな〜、と少し残念です。

榎木津が目が見えなくなった、という事で私は泣きそうになりました、けど、登場したら悲壮感は無く、いつもの榎さんで元気一杯で良かったです!
今回も榎さんは最高に素敵でしたっvvv急に関口君の事「タツミ」って呼び捨てにして狼狽しましたとも!いやらしい!(腐)

関口君は塗り仏以来の登場で嬉しかったです♪やっぱり関口君がいないと☆
相変わらずの関口君で良かったです。睫が意外と長い事を知りました。可愛いvvv(それ以外の描写は!?←見て見ぬ振り)最後雪絵さんと仲良くお買い物のようでほほえましいです。二人の日常のエピソードも読みたいです。

京極堂はやっぱり京極堂だったけど、今回はあまりパっとしなかった感がありますね。今回は儒教です。相変わらず物知り。

京極堂の憑き物落としで、細かな謎も解明されていくのだけど、最後まで大鷹が何者か分からなかったのが気になりました。殺された花嫁の知人(といっても幼い頃少し顔を知ってた程度)というだけにしては、挙動不審だったので、何かあるのかな??と思っていたのですが。

「次は百器徒然袋−風」にとりかかります!